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私たちについて

GREETINGS

大阪大学総長西尾 章治郎

健康と教育は、現代のグローバル社会においていずれの国いずれの文化でも取り組むべき普遍的な二つの課題です。これらは世界中でもっとも切迫した課題を内包しています。こうした点において、日仏の二つの大学が「グローバル時代の健康と教育」というユネスコチェアを発足させたことを、大阪大学の総長として光栄に感じ、また、喜びを感じています。私たちの協力と協働が、このチェアの将来の成功のための強いパートナーシップを創出することを願ってやみません。

大阪大学ユネスコチェア・チェアホルダー人間科学研究科・教授山本ベバリーアン

大阪大学とクレルモン・オーヴェルニュ大学が二つのユネスコチェア「グローバル時代の健康教育」を発足させたことは大変喜ばしく大きな期待をもつものです。私たちは、健康教育と健康促進策を通じて、世界の若者と子どもたちの健康について今日もっとも切迫した問題にともに取り組もうとしています。これは遠大な理想ですが、挑戦しがいのある課題です。

今なぜこのようなチェア
が必要なのか?

人々を支え、社会を変え、子どもたちの将来に責任を

  • 格差縮小
    格差の是正「教育」は、人びとの健康を改善し、格差を是正するための鍵
  • 平等と包摂
    公正・公平と包摂学校・コミュニティの中での公正・公平と包摂(インクルージョン)の確立が優先課題
  • 多様性
    多様性ひと、家族、学校、地域コミュニティ…、みんなが持っている「同じ」ところと「違う」ところ
  • 発想の転換
    発想の転換既成概念を超えた斬新なアプローチへの挑戦
  • 倫理問題
    倫理倫理の問題は、健康教育の要
  • 経験主義
    エビデンスの蓄積科学的根拠に基づいた知識と経験を築き、集積し、発信するプラットフォーム
大阪大学と日本の貢献
  • キーコンセプトはSocial Design for Health「健康のための社会デザイン」
  • 個人レベルから
    プラネタリーレベルまで
  • ライフコースアプローチ

日本の豊富な実績と知見

  • 学校教育・教育制度の知見
  • 保健医療制度の知見
  • 高齢化社会の知見
  • 災害復興の知見
大阪大学と日本の貢献
日本は、教育と健康に関する領域において、国レベルでもグローバルレベルでも重要な貢献を行ってきました。日本には、世界中の比較可能な保健制度と比べても安価で広汎に及ぶ国民皆保険制度と、就学年齢の子どもを対象とした平等な教育制度が確立しています。そうした環境によって、世界でももっとも長い寿命を享受してきました。それでも取り組むべき課題は多くあります。急速に進む少子高齢化の中での持続可能性の課題や、過去20年以上にわたって拡大し続けている社会経済的格差は、健康と教育における格差をも拡大しています。経済格差は教育格差を生み、教育格差は健康格差を生んでいます。そして、健康格差がさらなる経済格差をもたらすことは言うまでもありません。こうした一連の悪循環を止めるために、人々が暮らす環境と子どもたちの教育に介入し、貧困の連鎖を断ち切る必要があります。また、メンタル・ヘルスやリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)についても、さらに積極的に取組む必要があります。私たちは「一人ひとりみんなの健康」というコンセプトに沿って、私たち自身の社会生活をデザインし直す必要があります。健康のための社会デザイン=Social Design for Health、それが大阪大学ユネスコチェア「グローバル時代の健康と教育」のキー・コンセプトです。
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